ヒロノトウリョウ（2016年生、母マイラヴユアラヴ）

ヒロノトウリョウ（2016年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+頭領」。毛色は鹿毛。種牡馬のグランプリボス（当時8歳）と交配したマイラヴユアラヴが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は新冠伊藤牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新冠伊藤牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、小野博郷によって313.2万円で落札された。

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

8月12日、デビュー戦は水口優也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

9月8日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

12月9日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

3歳（2019年）

1月19日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月3日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で義英真騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったウォータービジョンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月23日、中2週で迎えた6戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたピアシック決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

6月16日、中1週で迎えた9戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタマモキャペリンにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

7月6日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカシノラウトに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2020年）

4月5日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた13戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

8月22日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

9月5日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったナイトブリーズにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

10月17日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸田恭介騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウカササギを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

5歳（2021年）

3月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸田恭介騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

7月18日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸田恭介騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月14日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの札幌道新スポーツ賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

12月26日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスの冬至特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（8戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

6歳（2022年）

1月29日、中4週で迎えた23戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの有田特別（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

2月20日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラスの伊万里特別（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4月17日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた25戦目は、4歳以上2勝クラスのラジオ福島賞（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、5着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上2勝クラスの邁進特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。最後は、2着のタピオカに半馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

8月13日、約3か月の休み明けで迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（9戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。5着に終わった。

7歳（2023年）

3月25日、約7か月半の休養明けで迎えた28戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの春風ステークス（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

5月7日、中5週で迎えた29戦目は、4歳以上3勝クラスの駿風ステークス（新潟芝1000m 雨/不良）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月1日、中7週で迎えた30戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上3勝クラスのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（10戦1勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

8歳（2024年）

1月21日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた32戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの羅生門ステークス（京都ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの山城ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。