セプタリアン（2016年生、母リビングプルーフ）

セプタリアン（2016年2月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「2種類の鉱物が混ざったパワーストーン。新しい自分の発見を促す」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時21歳）と交配したリビングプルーフが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年の秋陽ジャンプステークス(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2022年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

池添学厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

6月23日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は478kg。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したジャカランダシティを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして悠々と抜け出し、最後は2着のアドマイヤデルタに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月2日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

3歳（2019年）

1月27日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳500万下の若菜賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月16日、中6週で迎えた5戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のタガノカルラに1馬身1/4の差をつけて2勝目を獲得した。

6月23日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの皆生特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

9月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの芦屋川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

11月3日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの醍醐特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上はA.シュタルケ騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

12月15日、中5週で迎えた9戦目は、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの高砂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって15着に敗れた。

4歳（2020年）

1月13日、中3週で迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの乙訓特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

5月16日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの御池特別（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

5月31日、中1週で迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、伸びてきたヤマニンペダラーダ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

7月18日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの戎橋特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のハッシュゴーゴーに1馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

8月1日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（3戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

9月26日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの長篠ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦1勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

11月8日、中5週で迎えた16戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの道頓堀ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

5歳（2021年）

2月7日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの遠江ステークス（中京ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は北村友一騎手（4戦1勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

4月4日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。

6月5日、中8週で迎えた19戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のメリディアンローグに3馬身半の差をつけて勝利をモノにする

8月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のキャプテンペリーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6歳（2022年）

2月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平沢健治騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルヴァッサーをハナ差制して6勝目を手にした。

2022年5月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。