バンダムチムール（1992年生、母バンダムミンスキー）

バンダムチムール（1992年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のバンダムテスコ（当時7歳）と交配したバンダムミンスキーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方15戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1996年の一般D3イ。

経歴

デビュー前

湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

1月7日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

3月18日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた5戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月13日、中1週で迎えた6戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

10月21日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

11月18日、中3週で迎えた8戦目は、平目孝志騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた9戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

4歳（1996年）

4月23日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般D3ハ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた11戦目は、三浦誠騎手を鞍上に迎えて、一般D3ロ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったコンコルドミロから1馬身半差の2着に敗北した。

5月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般D3イ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルゴブルボンからクビ差の2着に甘んじた。

6月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般D3（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた14戦目は、一般D3イ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は三浦誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた15戦目は、一般D3イ（上山ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のサカモトサンシーに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月14日、中1週で迎えた16戦目は、一般D3（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた17戦目は、一般D2ニ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったラジオリサイタルから5馬身差の2着となった。

9月10日、中5週で迎えた18戦目は、一般D2ロ（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた19戦目は、一般D2ハ（上山ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は三浦誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた20戦目は、一般D3ロ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた21戦目は、一般D3イ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒノデカイラスからアタマ差の2着となった。

11月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般D2ハ（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた23戦目は、一般D3（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は三浦誠騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた24戦目は、一般D2ロ（上山ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。