サザンエルフ（2019年生、母プレシャスエルフ）

Southern Elf

2019.04.30

サザンエルフ（2019年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「南方の妖精」。毛色は栗毛。種牡馬のパイロ（当時14歳）と交配したプレシャスエルフが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は日西牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

1月8日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のゲキザルに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

10月16日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた4戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のケイティソルジャーに2馬身半の差をつけて制した。

4歳（2023年）

1月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたオールフラッグ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4月15日、中9週で迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラスの袖ケ浦特別（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のゼットノヴァに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月16日、中9週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの会津ステークス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月16日、中8週で迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスの初風ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの外房ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したマイステージにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの2023フェアウェルステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

5歳（2024年）

2月25日、中8週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの春風ステークス（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、勝ったマニバドラに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月23日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスのブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、4着に終わった。