ハーフバック（2016年生、母キトゥンブルー）

ハーフバック（2016年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アメリカンフットボールの攻撃のポジション」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時7歳）と交配したキトゥンブルーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は本間牧場。2021年のオーロカップ(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月29日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

3歳（2019年）

3月9日、約7か月半の休養明けで迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、勝ったトウカイオラージュにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

3月23日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月19日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のプラネットアースをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月7日、中6週で迎えた5戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/稍重）に49kgの軽斤量で出走。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

9月7日、中8週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

10月20日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの十日町特別（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線に入ると、前で粘るブルスクーロを別次元の末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

11月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの醍醐特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2020年）

3月28日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラスの岡崎特別（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月31日、中8週で迎えた10戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月25日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの豊栄特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るオーマイガイを自慢の末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を獲得した。

9月5日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスの長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの長篠ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（4戦2勝）。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

11月21日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高倉稜騎手（5戦2勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

12月5日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの浜松ステークス（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で高倉稜騎手（6戦2勝）。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

5歳（2021年）

1月23日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの豊明ステークス（中京芝1400m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で高倉稜騎手（7戦2勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で高倉稜騎手（8戦2勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず11着に敗れた。

4月24日、中9週で迎えた18戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のスカイグルーヴを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

6月27日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンのウッドバイン競馬場賞パラダイスステークス（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず11着に敗れた。

8月29日、中8週で迎えた20戦目は、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

11月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は高倉稜騎手（9戦2勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のホープフルサインを3/4馬身振り切って5勝目を掴み取った。

2021年11月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。