ジャスパーロイヤル（2020年生、母Sumthingtotalkabt）

ジャスパーロイヤル（2020年2月16日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+王家」。毛色は栗毛。種牡馬のViolence（当時10歳）と交配したSumthingtotalkabtが18歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地6戦1勝2着2回、地方5戦2勝。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月23日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入った。

10月29日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、パラシュラーマに交わされて5馬身差の2着となった。

3歳（2023年）

1月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったフォルティーナにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

2月4日、中2週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のタノムデホンマに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月13日、約6か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

9月23日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

11月24日、中8週で迎えた7戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、長野県畜産会長賞（浦和ダート800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、平均的なペースで一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトンデコパに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2024年）

1月9日、中6週で迎えた8戦目は、ハンデ戦の開運特別（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のプレストルーチェに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

1月19日、中0週で迎えた9戦目は、睦月スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福原杏騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

3月18日、中7週で迎えた10戦目は、虎ノ門賞（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福原杏騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた11戦目は、勇気凛凛賞（川崎ダート900m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で福原杏騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。