シャドウハンター（2016年生、母ユーワパンドラ）

シャドウハンター（2016年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+猟人」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時20歳）と交配したユーワパンドラが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はヒサイファーム。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上2勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヒサイファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、飯塚知一によって3,348万円で落札された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

9月9日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

3歳（2019年）

1月26日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ゴールデンライオンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月16日、中2週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーサムランに9馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月10日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 雨/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

5月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

7月20日、中7週で迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたメラナイト決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

9月15日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、勝ったピアシックにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

10月12日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るパンサーバローズをクビ差だけ差し切って断然の支持に応えた。

11月17日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

4歳（2020年）

2月16日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のロイヤルパールスを3/4馬身振り切って3勝目を挙げた。

3月22日、中4週で迎えた11戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのなにわステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

7月4日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの大阪スポーツ杯（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

5歳（2021年）

4月17日、約9か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスの陽春ステークス（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、5着を確保した。

5月15日、中3週で迎えた14戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの八海山ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月23日、連闘で迎えた15戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの大垣ステークス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月6日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの安芸ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

6歳（2022年）

1月2日、中7週で迎えた17戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、百人一首賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したプリモパイソンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月4日、中4週で迎えた18戦目は、唯我独尊賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた19戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、春告鳥スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた20戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、”テカテカ”百瀬大照典（川崎ダート900m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

3月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、雪柳スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイケイライジンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月8日、中1週で迎えた22戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、なんくるないさ川崎競馬賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた23戦目は、オメガ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で新原周馬騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のスターシューターをアタマ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

5月19日、中3週で迎えた24戦目は、スパーキングスプリントチャレンジ（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で新原周馬騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

12月2日、約6か月半の休み明けで迎えた25戦目は、里神楽スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた26戦目は、柿生スプリント（川崎ダート900m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は新原周馬騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

7歳（2023年）

1月6日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた27戦目は、活火激発賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアスカリを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて5勝目を手にした。

2月3日、中3週で迎えた28戦目は、唯我独尊賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のコウギョウブライトを半馬身振り切って勝利を手に入れた。