サルフトピッチ（2020年生、母ミラクルピッチ）

サルフトピッチ（2020年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「門別町富川の旧地名(佐瑠太)より+母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時19歳）と交配したミラクルピッチが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高柳隆男。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月16日、デビュー戦は永野猛蔵騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/重）に出走。馬体重は430kg。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、シナジーエフェクトに半馬身交わされて2着となった。

8月13日、中3週で迎えた2戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

11月12日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

3歳（2023年）

1月14日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタノムデホンマに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

3月26日、中9週で迎えた5戦目は、石田拓郎騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

6月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石田拓郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

7月8日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石田拓郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

9月16日、中9週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石田拓郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

11月11日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石田拓郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

12月18日、中4週で迎えた10戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、一般C1（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4歳（2024年）

1月16日、中3週で迎えた11戦目は、所蛍騎手を鞍上に迎えて、船橋でもスマートにダッシュ!（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

2月23日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた12戦目は、七夕裕次騎手を鞍上に迎えて、梅見月特別（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

3月28日、中4週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた13戦目は、國分祐仁騎手を鞍上に迎えて、春陽特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。