フジサンブル（2012年生、母チャスキ）

フジサンブル（2012年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋雄牛」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドロビン（当時12歳）と交配したチャスキが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は門別敏朗。戦績は、中央平地2戦0勝、地方23戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、門別敏朗から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

12月14日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく14着に終わった。

3歳（2015年）

1月18日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

5月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

5月17日、連闘で迎えた4戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハニーファンタジーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月16日、中3週で迎えた5戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田知弘久騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のディアスプレッドに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

6月23日、連闘で迎えた6戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のペーンイエンテに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月21日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、3歳戦の飯山納涼祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月4日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた8戦目は、3歳戦の新宮納涼祭特別3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の酒見大祭特別3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田知弘久騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

9月15日、中3週で迎えた10戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

11月18日、中8週で迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサスナーベーチェルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

12月16日、中3週で迎えた12戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、デトロイトスターに3/4馬身交わされて2着となった。

4歳（2016年）

1月4日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた14戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

3月4日、中4週で迎えた15戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた16戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、ロードチャレンジにハナ差交わされて2着となった。

5月11日、中5週で迎えた17戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで踏ん張ったが、デルマウンライマツにハナ差交わされて2着に惜敗した。

6月13日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた20戦目は、お化け屋敷「ひゅ～どろ」-紅蓮の刃-杯（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で瀧川寿希也騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた21戦目は、サンクス齊藤敏カップ（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で瀧川寿希也騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた22戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で瀧川寿希也騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着を確保した。

9月9日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で瀧川寿希也騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月7日、中3週で迎えた24戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、たかしくんご勇退カップ・ずっと元気で!（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

11月4日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。