アイファーリンクス（2018年生、母Polish Silk）

アイファーリンクス（2018年2月25日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ヤマネコ」。毛色は栗毛。種牡馬のFed Biz（当時9歳）と交配したPolish Silkが20歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地2戦0勝。主な勝ち鞍は2021年の名古屋モーニングフィーバー47。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

2月28日、デビュー戦は藤井勘一郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

7月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤井勘一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバテてしまい17着に敗れた。

8月20日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー40（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

9月3日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた5戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー47（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のメイショウチャイブに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月15日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー51（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のウエスタンスパーダに3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

4歳（2022年）

1月30日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤井勘一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場なく15着に終わった。

2月27日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

4月16日、中6週で迎えた9戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

5月8日、中2週で迎えた10戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた11戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月11日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

7月17日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月16日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したメルシーに半馬身届かず2着となった。

11月26日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（5戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

5歳（2023年）

2月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（6戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、伸びてきたブリュットミレジメ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月25日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（7戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（8戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

2021年7月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月10日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（9戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマルモリキングをクビ差振り切って休養明けの一戦を制した。

9月24日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（10戦1勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

12月3日、中9週で迎えた25戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

2023年12月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。