スズカベルモット（2015年生、母スズカベラミー）

スズカベルモット（2015年5月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋リキュールの一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のスズカマンボ（当時14歳）と交配したスズカベラミーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）新井牧場。主な勝ち鞍は2019年の一般C14。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

6月24日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

3歳（2018年）

9月22日、約15か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

12月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、先輩やりますねぇ。伊藤健太郎（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた4戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2019年）

1月15日、中3週で迎えた5戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシバノキャンドルに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

1月21日、連闘で迎えた6戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた7戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

5月28日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルヨマンボに4馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

6月12日、中1週で迎えた9戦目は、大高川特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた10戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のペティヤンをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。