エレガントムーン（2020年生、母ムーンフェイズ）

エレガントムーン（2020年5月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「優雅な月」。毛色は鹿毛。種牡馬のカレンブラックヒル（当時11歳）と交配したムーンフェイズが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2023年の昇竜ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月16日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた2戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のベアカワイコチャンに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2023年）

1月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のコパノハンプトンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月12日、中5週で迎えた4戦目は、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

9月24日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

12月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの豊川特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月28日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスのベストウィッシュカップ（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でB.ムルザバエフ騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（2024年）

2月24日、中7週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のカンパニョーラに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月23日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上3勝クラスのブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。