タイヨウテイオー（2000年生、母ファストボタン）

タイヨウテイオー（2000年6月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「兄弟馬『スカイタイヨウ』＋帝王」。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーブランチ（当時8歳）と交配したファストボタンが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）パラダイス・ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方27戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年のツインベスト特別。

経歴

デビュー前

浜村恵厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2002年）

6月25日、デビュー戦は橋尚也騎手を鞍上に据えて、2歳（浦和ダート800m 雨/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

7月31日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋尚也騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（大井ダート1190m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で橋尚也騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋尚也騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

10月10日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、2歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で橋尚也騎手（4戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい5着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた6戦目は、細川勉騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1190m 雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のロイヤルソネラをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

11月12日、中1週で迎えた7戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、2歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

12月16日、中2週で迎えた9戦目は、2歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

3歳（2003年）

1月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の若水特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田大騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦の若駒特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡田大騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡田大騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた13戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

5月6日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、3歳戦のツインベスト特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡田大騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトレジャークエストに8馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月14日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた16戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

7月6日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

8月16日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、3歳戦の夕顔特別（大井ダート1690m 雨/不良）に出走。鞍上は細川勉騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

9月5日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、一般C1六（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川勉騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1三（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で細川勉騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1七八（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で細川勉騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて5着に終わった。

4歳（2004年）

5月3日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた22戦目は、一般C1五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡田大騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、アイファーチャチャに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月18日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1七八（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

5月31日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（9戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ノブナガノヨウニに交わされて2馬身差の2着となった。

6月23日、中2週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた25戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は細川勉騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

6月26日、連闘で迎えた26戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で細川勉騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で細川勉騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のダンタイアップに4馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

12月3日、約5か月の休養明けで迎えた28戦目は、ゴールデンスター賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で細川勉騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で細川勉騎手（9戦2勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。