サンビクトリー（2002年生、母サクラバイブル）

サンビクトリー（2002年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「輝く（太陽）勝利」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニホンピロプリンス（当時13歳）と交配したサクラバイブルが20歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は熊本県、生産者は本田土寿。戦績は、中央平地5戦0勝、地方30戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の一般C1-2。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

7月31日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

9月4日、中4週で迎えた2戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で黒岩悠騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

3歳（2005年）

8月3日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の三室山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

9月10日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた7戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B8（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したテンエイハトリコを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

11月6日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B6（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた10戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、テンエイハトリコに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月4日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4-4（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

4歳（2006年）

1月2日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、一般C4-3（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスリーノースケープを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

1月17日、中1週で迎えた13戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた14戦目は、愛未・貴登誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤誓二騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた15戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤誓二騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコスモワンスモアを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

2月26日、中1週で迎えた16戦目は、瀬川雅貴・足立悠子結婚記念（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤誓二騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月9日、中5週で迎えた17戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグリンラットに約17馬身の大差をつけて勝利をモノにする

4月18日、連闘で迎えた18戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず3着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた19戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチョコランタンに5馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

5月21日、中1週で迎えた20戦目は、シリウス特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2-5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-4（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クニノリューオーに半馬身交わされて2着となった。

7月16日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2-3（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月1日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた26戦目は、DYC金沢競馬応援杯（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は松戸政也騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた27戦目は、粂川京利騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた28戦目は、竹田吉孝騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るブラックゼファーを上がり0位の末脚で半馬身差し切って勝利をモノにする

9月26日、中1週で迎えた29戦目は、新潟県畜産協会長賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉孝騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月9日、中1週で迎えた30戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、（株）三崎ストアー賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るニシノキングダムを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って優勝

11月7日、中1週で迎えた32戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（9戦2勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた33戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月28日、連闘で迎えた34戦目は、安弘還暦記念杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた35戦目は、一般B4-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（11戦2勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。