フエキ（2019年生、母スパークルレディー）

フエキ（2019年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「不易。変わらないこと」。毛色は栗毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時16歳）と交配したスパークルレディーが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はカケハムポニークラブ。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、カケハムポニークラブから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、和田正道によって594万円で落札された。

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

11月21日、デビュー戦は木幡育也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

3歳（2022年）

2月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

5月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で木幡育也騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で木幡育也騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、オールフラッグに交わされて2馬身差の2着となった。

6月18日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡育也騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で木幡育也騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ダレモトメラレナイに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月14日、中3週で迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のドリームビリーバーに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月12日、中9週で迎えた9戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず13着に敗れた。

4歳（2023年）

6月18日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡育也騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着を確保した。

7月8日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（7戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたクリノアルバトロス決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

7月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡育也騎手（8戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

5歳（2024年）

1月27日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。