クリノスターオー（2010年生、母マヤノスターライト）

Kurino Star O

2010.05.11

クリノスターオー（2010年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋スターになる（人気者）＋王」。毛色は青毛。種牡馬のアドマイヤボス（当時13歳）と交配したマヤノスターライトが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地26戦7勝2着4回、地方8戦0勝2着1回、海外1戦0勝。2014年のシリウスステークス(ハンデG3)に勝利した他、2015年のアンタレスステークス(G3)を制するなど、重賞3勝を挙げた。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日西牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、永村侑によって157.5万円で落札された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

10月21日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は516kg。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

11月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルハルカゼを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

11月17日、中1週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

3歳（2013年）

6月30日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

10月19日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のセイスコーピオンを3/4馬身振り切って2勝目を掴み取った。

11月17日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマーベラスバロンをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

11月30日、中1週で迎えた7戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2013ゴールデン ブライドル トロフィー（阪神ダート1800m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のアメリカンウィナーに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2014年）

2月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアルデバランステークス（京都ダート1900m 曇/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

3月30日、中5週で迎えた9戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

4月19日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、G3のアンタレスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦3勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

5月24日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（5戦3勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のソロルを半馬身振り切って初の重賞タイトルを奪取した。

7月27日、中8週で迎えた12戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（6戦4勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ローマンレジェンドにアタマ差交わされて2着となった。

10月4日、中9週で迎えた13戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（7戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のナムラビクターを3/4馬身振り切って重賞2勝目を挙げた。

11月9日、中4週で迎えた14戦目は、G3のみやこステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（8戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた15戦目は、G1のチャンピオンズカップ（中京ダート1800m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上はR.ムーア騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

5歳（2015年）

4月18日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、G3のアンタレスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（9戦5勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアジアエクスプレスを半馬身差し切って3つ目の重賞タイトルを獲得した。

5月23日、中4週で迎えた17戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（10戦6勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったインカンテーションに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月24日、中4週で迎えた18戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、Jpn1の帝王賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

8月16日、中7週で迎えた19戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（11戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

11月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、G3のみやこステークス（京都ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（12戦6勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた21戦目は、H.ボウマン騎手を鞍上に迎えて、G1のチャンピオンズカップ（中京ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

6歳（2016年）

2月11日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、Jpn3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（13戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月9日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた23戦目は、Jpn2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（14戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクリソライトに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月27日、中2週で迎えた24戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

5月21日、中7週で迎えた25戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（15戦6勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったアスカノロマンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（16戦6勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、勝ったリッカルドにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

9月11日、コリアカップ（大韓民国・ソウルダート1800m）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（17戦6勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったクリソライトから6馬身差の2着に敗北した。

7歳（2017年）

5月20日、約8か月半の休み明けで迎えた28戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（18戦6勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

7月17日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、Jpn3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（19戦6勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月13日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた30戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（20戦6勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

10月3日、中6週で迎えた31戦目は、Jpn3の白山大賞典（金沢ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で幸英明騎手（21戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月23日、中6週で迎えた32戦目は、Jpn2の浦和記念（浦和ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で幸英明騎手（22戦6勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

12月14日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた33戦目は、Jpn2の名古屋グランプリ（名古屋ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で幸英明騎手（23戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

8歳（2018年）

2月6日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた34戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、Jpn3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

5月19日、約3か月半の休養明けで迎えた35戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（24戦6勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。