ウインオルフェウス（2015年生、母スターデュエット）

ウインオルフェウス（2015年6月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話に登場する吟遊詩人の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時21歳）と交配したスターデュエットが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2019年の一般C7。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

11月19日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に終わった。

12月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

3歳（2018年）

1月6日、中3週で迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

7月7日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 雨/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

7月28日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったフラッシュスタイルにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

9月15日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

10月31日、中6週で迎えた7戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月6日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったシーシャンティに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

12月26日、中2週で迎えた9戦目は、瀬川将輝騎手を鞍上に迎えて、うまたせ!&コバトングリーティング賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヴァイキングに半馬身届かず2着となった。

4歳（2019年）

1月24日、中3週で迎えた10戦目は、一般C1 C2（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀬川将輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた12戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1200m 小雨/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた13戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず最後はルベライトと並んで8着同着となった。

3月18日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2一二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた15戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（大井ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた16戦目は、寺島憂人騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

5月27日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた17戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、緑風特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた18戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したウインサジェスに半馬身届かず2着に敗北した。

6月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた20戦目は、祭・俊修ビックカップ2（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた21戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた22戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（4戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナムラバウアーを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月23日、中1週で迎えた23戦目は、油ヶ渕特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で丸山真一騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた24戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で丸山真一騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた25戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸山真一騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したメモリーパールを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

10月4日、中1週で迎えた26戦目は、しずおか菊花特別（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で丸山真一騎手（8戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったペイシャゲランに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

10月18日、中1週で迎えた27戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、香嵐渓特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた28戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸山真一騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた29戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた30戦目は、いろは橋賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（11戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた31戦目は、ワタリ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原良一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

12月23日、中0週で迎えた32戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は丸山真一騎手（12戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5歳（2020年）

1月4日、中1週で迎えた33戦目は、マンリョウ賞（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は藤原良一騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた34戦目は、寒造り賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた35戦目は、節分特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸山真一騎手（13戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた36戦目は、たまつげ賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（14戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。