クロスレイジング(2021年生、母エルビーローズ)

Cross Raising

2021.04.30

クロスレイジング(2021年4月30日)は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ(当時12歳)と交配したエルビーローズが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鵜木 唯義。主な勝ち鞍は2023年のテントウムシ特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鵜木唯義から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、神奈川県馬主協会三浦勝仁によって572万円で落札された。

加藤誠一厩舎(川崎)へ入厩。

2歳(2023年)

5月18日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー川崎ダート1400m 晴/良)に出走。馬体重は432kg。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず3着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のテントウムシ特別川崎ダート1400m 雨/不良)に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手(1戦0勝)。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るウインアザレアを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月29日、中6週で迎えた3戦目は、2歳戦のシャイニングヒーロー賞川崎ダート1500m 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手(2戦1勝)。6頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るシナノスマイルを強烈な末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を奪取した。

8月24日、中3週で迎えた4戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの初陣賞川崎ダート1400m 晴/良)に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

10月9日、中6週で迎えた5戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の小町特別川崎ダート1500m 雨/不良)に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月7日、中3週で迎えた6戦目は、2歳S2のローレル賞川崎ダート1600m 曇/良)に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手(1戦0勝)。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

12月12日、中4週で迎えた7戦目は、2歳戦の川崎ジュニアオープン川崎ダート1600m 曇/稍重)に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手(2戦0勝)。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3歳(2024年)

1月11日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳戦のURAWAなでしこオープン浦和ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は矢野貴之騎手(3戦2勝)。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた9戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の青鵐特別川崎ダート1600m 晴/良)に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた10戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞浦和ダート1400m 雨/良)に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた11戦目は、3歳オープンの椿賞川崎ダート1600m 晴/重)に出走。鞍上は藤本現暉騎手(3戦0勝)。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳オープンの桜花賞浦和ダート1500m 晴/稍重)に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手(4戦0勝)。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。