マリノフェアレディ（2020年生、母マリノトップレディ）

マリノフェアレディ（2020年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+映画名より」。毛色は栗毛。種牡馬のクラウンレガーロ（当時10歳）と交配したマリノトップレディが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はクラウン日高牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方15戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2023年のほとめきナイター賞。

経歴

デビュー前

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月23日、デビュー戦は小林凌大騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。17頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

12月18日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

3歳（2023年）

1月14日、中3週で迎えた3戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

3月26日、中9週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は小林凌大騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

2023年3月29日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月22日、中3週で迎えた5戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の春爛漫賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアクラシアに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のKYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーラクォーツに約12馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

5月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の五月雨月賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、アクラシアに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月4日、中1週で迎えた8戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のほとめきナイター賞（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のデルマウッチャリに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月24日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のテイエムチョウテンに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月9日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のモリデンコーナーに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月2日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、石田拓郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

10月15日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/重）に出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

11月26日、中5週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた13戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は川島拓騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったヴィアスパークルを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月4日、連闘で迎えた14戦目は、暮来月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のディーディーデイに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月16日、中1週で迎えた15戦目は、来年はJBC2024佐賀・門別開催賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（4戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のカシノプルタオルネに1馬身半の差をつけて優勝

4歳（2024年）

1月8日、中2週で迎えた16戦目は、ジャニュアリー特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（5戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた17戦目は、長崎街道塩田宿特選（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で飛田愛斗騎手（6戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、勝ったケンブリッジラテに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月4日、中1週で迎えた18戦目は、長崎街道嬉野宿特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で飛田愛斗騎手（7戦5勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

3月3日、中3週で迎えた19戦目は、長崎街道松原宿特選（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で飛田愛斗騎手（8戦5勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた20戦目は、長崎街道大村宿特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で飛田愛斗騎手（9戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた21戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、長崎街道常盤橋特選（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。