ハタノプラウド（2004年生、母カミノスキー）

ハタノプラウド（2004年5月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋誇る」。毛色は鹿毛。種牡馬のエリシオ（当時11歳）と交配したカミノスキーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）グッドラック・ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方16戦9勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上A1二。

経歴

デビュー前

石栗龍彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

9月9日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

12月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

3歳（2007年）

1月13日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のナイスビット特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小林淳一騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

5月30日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳F2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた8戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳F2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラガーマックスに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳F1二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモエレパストラルに5馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

7月18日、中2週で迎えた10戦目は、3歳T2（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセトプリンスに9馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月1日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、安原勝久騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の笠形山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のキーラッキーに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月16日、中1週で迎えた12戦目は、3歳T2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦3勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はハッピータイザンと並んで2着同着となった。

9月24日、中5週で迎えた13戦目は、楽天競馬特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のマッキーゼネラルに1馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

10月17日、中2週で迎えた14戦目は、揖保川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（5戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

11月20日、中4週で迎えた15戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月29日、中5週で迎えた16戦目は、楽天競馬特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（7戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゴールデンウィークに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2008年）

2月11日、中5週で迎えた17戦目は、まねき馬倶楽部in園田（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（8戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のカシノモムチャンに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月6日、中2週で迎えた18戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったケイティクラシーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上A1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（9戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のトサノデザートを半馬身振り切って断然人気に応えた。

4月24日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上A1二（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（10戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のピースプロテクターを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

5月15日、中2週で迎えた21戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。