リンノファンタジー(2018年生、母アールデコ)

Rinno Fantasy

2018.04.26

リンノファンタジー(2018年4月26日)は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のプリサイスエンド(当時21歳)と交配したアールデコが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は澤井 義一。主な勝ち鞍は2021年の3歳C1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沢井義一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、林正夫によって280.8万円で落札された。

林和弘厩舎(北海道)へ入厩。

2歳(2020年)

5月27日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ門別ダート1000m 曇/稍重)に出走。馬体重は468kg。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた2戦目は、2歳門別ダート1200m 曇/良)に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手(1戦0勝)。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた3戦目は、2歳門別ダート1200m 曇/重)に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手(2戦0勝)。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

10月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳門別ダート1000m 曇/稍重)に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったエムティヒットに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月4日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳門別ダート1000m 曇/重)に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手(1戦0勝)。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたアイエススター決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

12月22日、中6週で迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、2歳園田ダート1230m 晴/良)に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3歳(2021年)

1月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳園田ダート820m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手(1戦0勝)。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のアイレスタイムに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

2月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳C1姫路ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手(2戦1勝)。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C1姫路ダート1400m 晴/稍重)に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手(3戦1勝)。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のハイクォーツを半馬身振り切って2勝目を奪取した。

3月11日、中2週で迎えた10戦目は、石堂響騎手を鞍上に迎えて、3歳B姫路ダート1400m 晴/良)に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた11戦目は、3歳B C1姫路ダート1500m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で石堂響騎手(1戦0勝)。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳B園田ダート1400m 曇/重)に出走。鞍上は3戦連続で石堂響騎手(2戦0勝)。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた13戦目は、3歳B園田ダート1700m 雨/重)に出走。鞍上は4戦連続で石堂響騎手(3戦0勝)。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた14戦目は、3歳A B園田ダート1700m 曇/良)に出走。鞍上は5戦連続で石堂響騎手(4戦0勝)。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のアヤメ賞園田ダート1700m 晴/良)に出走。鞍上は6戦連続で石堂響騎手(5戦0勝)。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた16戦目は、3歳B C1園田ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は7戦連続で石堂響騎手(6戦0勝)。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C2二園田ダート1400m 晴/良)に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で石堂響騎手(7戦0勝)。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

8月26日、中4週で迎えた18戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の浦和800ラウンド浦和ダート800m 晴/良)に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、マーメイドソングにアタマ差交わされて2着となった。

9月24日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の浦和800ラウンド浦和ダート800m 晴/良)に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた20戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八川崎ダート1400m 晴/良)に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

10月22日、連闘で迎えた21戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一浦和ダート1500m 雨/重)に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月22日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、埼玉県酪農協会長賞浦和ダート2000m 雨/重)に出走。鞍上は半澤慶実騎手(1戦0勝)。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

12月22日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2九十浦和ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で半澤慶実騎手(2戦0勝)。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

4歳(2022年)

1月1日、中0週で迎えた24戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、初詣賞川崎ダート2000m 晴/良)に出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

6月30日、約6か月の休養明けで迎えた25戦目は、ファンタスティックリレーin浦和賞浦和ダート800m 晴/良)に出走。鞍上は加藤和博騎手(1戦0勝)。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

デビュー前

1歳のとき、沢井義一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、林正夫によって280.8万円で落札された。

川島豊厩舎(浦和)へ入厩。

7月18日、デビュー戦は赤津和希騎手を鞍上に据えて、浦和800ラウンド浦和ダート800m 晴/良)に出走。11頭立ての12番ゲートからスタート。出走取消となった。

11月7日、約4か月半の休み明けで迎えた26戦目は、小林捺花騎手を鞍上に迎えて、ウォンバット賞川崎ダート900m 曇/良)に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

12月12日、中4週で迎えた27戦目は、ヤマネ賞川崎ダート900m 晴/稍重)に出走。鞍上は2戦連続で小林捺花騎手(1戦0勝)。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るピリリを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

5歳(2023年)

1月1日、中2週で迎えた28戦目は、初詣賞川崎ダート900m 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で小林捺花騎手(2戦1勝)。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

2月2日、中4週で迎えた29戦目は、一般C3一二三川崎ダート1400m 曇/良)に出走。鞍上は4戦連続で小林捺花騎手(3戦1勝)。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

7月29日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた30戦目は、神尾香澄騎手を鞍上に迎えて、ヒラマサ賞川崎ダート900m 晴/良)に出走。11頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、3着を確保した。

8月24日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた31戦目は、バショウカジキ賞川崎ダート900m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で神尾香澄騎手(1戦0勝)。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた32戦目は、カンガルー賞川崎ダート900m 晴/良)に出走。鞍上は小林捺花騎手(4戦1勝)。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた33戦目は、ムササビ賞川崎ダート900m 雨/不良)に出走。鞍上は和田譲治騎手(1戦0勝)。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた34戦目は、浦和800ラウンド浦和ダート800m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手(2戦0勝)。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた35戦目は、ウォンバット賞川崎ダート900m 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手(3戦0勝)。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月23日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた36戦目は、浦和800ラウンド浦和ダート800m 晴/良)に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手(4戦0勝)。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

12月15日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた37戦目は、ジンジャー賞川崎ダート1400m 曇/稍重)に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手(5戦0勝)。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた38戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、田喜野井賞船橋ダート1500m 曇/良)に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり5着に敗れた。

6歳(2024年)

1月1日、中1週で迎えた39戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、六座頭賞川崎ダート1400m 晴/良)に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた40戦目は、大木天翔騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七八川崎ダート1400m 晴/良)に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。