アスターブジエ（2020年生、母レッドカーラ）

Aster Bugie

2020.04.05

アスターブジエ（2020年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+イタリアの菓子名」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時12歳）と交配したレッドカーラが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤久枝によって3,960万円で落札された。

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月12日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

12月3日、中2週で迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

3歳（2023年）

1月22日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。

3月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

4月30日、中6週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は西村淳也騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

7月2日、中5週で迎えた8戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

9月3日、中8週で迎えた9戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタガノフリューゲルをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月30日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

4歳（2024年）

2月3日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、勝ったヴェルミセルにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

3月3日、中3週で迎えた12戦目は、柴田裕一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの脊振山特別（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。