モノノフブラック（2021年生、母ワーキングウーマン）

モノノフブラック（2021年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニシケンモノノフ（当時10歳）と交配したワーキングウーマンが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はカミイスタット。2023年のエーデルワイス賞(牝Jpn3)で3着に入った他、2023年のネクストスター門別で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2023年）

6月15日、デビュー戦は落合玄太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は426kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマルーントリックに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月18日、中4週で迎えた2戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのルビー特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず3着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのスピネル特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、ジュデシャンスにクビ差交わされて2着となった。

9月7日、中4週で迎えた4戦目は、2歳オープンのイノセントカップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた5戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのネクストスター門別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったトラジロウに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月1日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入った。

12月31日、中8週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は落合玄太騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

3歳（2024年）

2月21日、中6週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

3月27日、中4週で迎えた9戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの桜花賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。