アリエノール（2018年生、母ランドオーバーシー）

アリエノール（2018年1月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より。ヨーロッパの祖母と呼ばれた女性より」。毛色は鹿毛。種牡馬のNyquist（当時5歳）と交配したランドオーバーシーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

11月21日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

3歳（2021年）

4月18日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメッザノッテに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月12日、中7週で迎えた3戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のフィナールショコラに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月15日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳以上2勝クラスの浦佐特別（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ノーブルシルエットに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月17日、中8週で迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月4日、中6週で迎えた6戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの中京スポニチ賞（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のフラーレンを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

4歳（2022年）

3月5日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの上総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。