タケノシュガー（1999年生、母シュガーダディガール）

タケノシュガー（1999年6月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時12歳）と交配したシュガーダディガールが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川勝春。戦績は、地方25戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の石神井特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前川正美から「北海道9月市場サラブレッド2歳」に上場され、松浦牧場によって525万円で落札された。

宮本康厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2002年）

5月12日、デビュー戦は郷間隆騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1190m 曇/重）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

11月3日、約6か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷間隆騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウィナーズオーカンに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷間隆騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

12月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1390m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で郷間隆騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンセンゴールドに1馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

12月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷間隆騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はナスキーカールと並んで1着同着となった。

4歳（2003年）

1月15日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2五六（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷間隆騎手（5戦3勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

2月20日、中4週で迎えた7戦目は、一般C2六七（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で郷間隆騎手（6戦3勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2六（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で郷間隆騎手（7戦3勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着を確保した。

3月18日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2五六七（大井ダート1490m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で郷間隆騎手（8戦3勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、4着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた10戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったベリーベストに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月11日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2四（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた12戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、こいぬ座特別（大井ダート1690m 雨/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた13戦目は、風待月特別（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2五（大井ダート1190m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエスティーシーズンをハナ差振り切って制した。

11月1日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、台東区特別（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた16戦目は、墨田区特別（大井ダート1190m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木啓之騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

12月28日、中4週で迎えた17戦目は、江東区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木啓之騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

5歳（2004年）

1月8日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木啓之騎手（6戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のイナギテイオーに1馬身の差をつけて優勝

6月1日、中0週で迎えた21戦目は、こと座特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（8戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた22戦目は、石神井特別（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（9戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のチトセキングをクビ差振り切って雨中の混戦を制した。

7月6日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（10戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1七（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木啓之騎手（11戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

9月13日、中5週で迎えた25戦目は、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木啓之騎手（12戦3勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。