ジョーセレス（2006年生、母ジョーディッガー）

ジョーセレス（2006年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋小惑星帯に位置する最大の天体名」。毛色は鹿毛。種牡馬のジョービッグバン（当時11歳）と交配したジョーディッガーが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大成牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方7戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の一般C2六。

経歴

デビュー前

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

10月26日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1400m 小雨/稍重）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月15日、中2週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

12月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

3歳（2009年）

1月31日、中4週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた6戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた7戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

6月24日、中9週で迎えた9戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の槍ヶ岳賞（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、勝ったファッショナブルにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

7月26日、中4週で迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

8月27日、中4週で迎えた11戦目は、3歳戦の三室山特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

10月13日、中6週で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイスターを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

11月24日、中5週で迎えた13戦目は、一般C2十11（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったロンギングブラストに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月23日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2六（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサファリバンブーに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

4歳（2010年）

1月6日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2三四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月13日、中8週で迎えた16戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた17戦目は、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。