アサカプリンセス（1987年生、母スーパービツク）

アサカプリンセス（1987年3月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時15歳）と交配したスーパービツクが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷田牧場。戦績は、中央平地17戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋英夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

11月4日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るソブリンドリームを上がり1位の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

3歳（1990年）

4月15日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、サクラスズカオーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月26日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

7月29日、中8週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の妙高特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったプロポーションに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月7日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るフジノイブキを凄まじい末脚で3/4馬身差し切って制した。

11月18日、中5週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

4歳（1991年）

1月7日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入り込んだ。

2月9日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

3月10日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

4月20日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6月16日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた14戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月11日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシルキールージュに1馬身半の差をつけて優勝

9月15日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

10月26日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。