第143回 天皇賞（春） (G1)

レース展開

トゥザグローリーが後続を率いる形、2番手に続くコスモヘレノス

トゥザグローリーがハナに立つ形となり、後続を1馬身ほど離してレースを牽引。単独の2番手にコスモヘレノスが続く。2馬身以上離れて、ゲシュタルトとマイネルキッツが3番手の好位につける。そのすぐ後ろ、コスモメドウは好位に取り付く。先団後ろのポジションにいるのはビートブラックとペルーサ。その1馬身後ろ、ローズキングダムは中団前寄り。ヒルノダムールとエイシンフラッシュは中団馬群のど真ん中を併走。ナムラクレセントは中団後方の位置。その後ろ、マカニビスティーとジェントゥーが12番手。オウケンブルースリとジャミールは後方4番手で前方各馬の出方をうかがう。後方3番手で腰を落ち着けて運ぶのはトーセンクラウン。少し空いて、後方2番手の位置でじっとして脚をタメるのはトウカイトリック。最後尾にフォゲッタブルがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（春）、ヒルノダムールが積極的なレース運びで最強ステイヤーの称号を手に入れる

先頭はナムラクレセントでリードは1馬身。単独の2番手にマイネルキッツが続く。その直後、トゥザグローリー、コスモヘレノス、ローズキングダムらが3番手。先行勢から少し離れたところにヒルノダムールとペルーサが6番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、先行勢の後ろにいたヒルノダムールが圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は段々と追い迫ったエイシンフラッシュを半馬身退けて勝利を掴んだ。2着のエイシンフラッシュから1馬身半差の3着には、途中から先頭に立ったナムラクレセントが入った。そこから1馬身1/4遅れた4着には、中団後方で直線を迎えた17番人気のマカニビスティーが入線、さらにクビ差の5着には、後方3番手にいた18番人気のトウカイトリックが食い込み、さらにそこからクビ差の6着にはマイネルキッツが入った。1番人気のトゥザグローリーは好位にいたが失速して13着に敗れた。2番人気のローズキングダムは好位にいたが最後一杯になって11着に敗れた。