第153回 天皇賞（春） (G1)

レース展開

キタサンブラックが一団を牽引、そのあとにヤマニンボワラクテが取り付く

キタサンブラックが敢然と端をきり、リードを1馬身ほどキープして一団を引っ張っていく。単独の2番手にヤマニンボワラクテが続く。その後ろ、カレンミロティックが3番手の絶好位につける。続いて、サウンズオブアースとマイネルメダリストは好位をキープ。先団後ろのポジションにいるのはアドマイヤデウス。その1馬身後ろ、トーセンレーヴとゴールドアクターは中団前目。シュヴァルグランとトーホウジャッカルは中団馬群の真ん中あたりを併走。サトノノブレスは中団後方の位置取り。そのすぐ後ろ、アルバートとファタモルガーナが12番手。タンタアレグリアは後方5番手で進出の機を待つ。後方5番手で腰を据えて折り合い重視で運ぶのはフェイムゲームとトゥインクル。後方2番手の位置で脚を溜めるのはファントムライト。少し離れた殿にレーヴミストラルがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（春）、キタサンブラックがハナ差で競り勝って最強ステイヤーの称号を手に入れる

先頭はキタサンブラックでリードは1馬身。単独の2番手にゴールドアクターが続く。その直後、カレンミロティック、ヤマニンボワラクテ、トーホウジャッカルらが3番手。1馬身離れて、アドマイヤデウスとサウンズオブアースが6番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、先頭をひた走る2番人気のキタサンブラック。そのままキタサンブラックが持久力に富んだ末脚で粘り込み、最後はグイグイと追い迫ったカレンミロティックをハナ差で抑え込み勝利を収めた。2着のカレンミロティックから1馬身1/4差の3着には、中団の位置から長くいい末脚でゴールまで頑張ったシュヴァルグランが入った。そこから半馬身遅れた4着には、後方4番手で直線を迎えたタンタアレグリアが入線、さらにクビ差の5着には、好位にいたトーホウジャッカルが食い込み、さらにそこから1馬身1/4差の6着にはアルバートが入った。1番人気のゴールドアクターは2番手にいたが失速して12着に敗れた。