タイセイロージー（2019年生、母アルバローズ）

タイセイロージー（2019年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ばら色の、有望な」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時10歳）と交配したアルバローズが20歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、田中成奉によって2,310万円で落札された。

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

1月8日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は490kg。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月27日、約7か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

9月26日、中3週で迎えた3戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るインゲニウムを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2023年）

4月14日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のグラフィティウォーに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月2日、中2週で迎えた5戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーケンマンボに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月1日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では全く伸びず16着に敗れた。

9月10日、中9週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた8戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

12月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

2022年8月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。