プライスレスブルー（2005年生、母エイプリルリング）

プライスレスブルー（2005年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「高価な＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時16歳）と交配したエイプリルリングが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ケンブリッジバレー。戦績は、中央平地3戦0勝、地方11戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の一般C31。

経歴

デビュー前

YGGオーナーズクラブにてで一口馬主が募集された。

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

6月29日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 雨/良）に出走。馬体重は518kg。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に敗れた。

7月6日、連闘で迎えた2戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚が冴えず14着に敗れた。

9月13日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

10月24日、中5週で馬体重を前走から31kg戻して迎えた4戦目は、竹田吉秀騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサンパチ会38歳記念（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月1日、中4週で迎えた5戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C31（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のピサノグレースに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月18日、中1週で迎えた6戦目は、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた7戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2009年）

1月13日、中1週で迎えた8戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったリュウグレイドにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

1月19日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C28（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

1月27日、連闘で迎えた10戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた11戦目は、一般C26（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた12戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた13戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて5着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のウインマイスターをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。