ホウオウグラス（2017年生、母ヴンダーゾンネ）

ホウオウグラス（2017年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+グラス」。毛色は鹿毛。種牡馬のスピルバーグ（当時8歳）と交配したヴンダーゾンネが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2020年のまた双子できました!小田めぐみ記念(一般C2十二)。

経歴

デビュー前

安田翔伍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

8月11日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は408kg。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

9月22日、中5週で迎えた2戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

3歳（2020年）

2月16日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

3月28日、中5週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

5月23日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

8月30日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

10月18日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったモズフォーナインに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2十三（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアメトリンを圧倒的な末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

11月15日、中1週で迎えた10戦目は、また双子できました!小田めぐみ記念（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のグランバルに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2021年）

2月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

2月14日、連闘で迎えた12戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた13戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

5月9日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

5月22日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた15戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びを欠き16着に終わった。

7月24日、中8週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は山田敬士騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず15着に終わった。

9月5日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3 15（高知ダート1300m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

9月20日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた19戦目は、一般C3 15（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3 17（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3 17（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で上田将司騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3 16（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で上田将司騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた23戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で上田将司騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3 15（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で上田将司騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた25戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で上田将司騎手（7戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

5歳（2022年）

1月1日、中1週で迎えた26戦目は、破魔矢特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で上田将司騎手（8戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

1月11日、中0週で迎えた27戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、路面電車特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったリリベットに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

1月19日、連闘で迎えた28戦目は、一般C3-10（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

3月2日、中5週で迎えた29戦目は、一般C3-10（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は上田将司騎手（9戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

3月8日、連闘で迎えた30戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、祝レオス誕生日特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた31戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったロイヤルピンクに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月2日、中1週で迎えた32戦目は、SAGAリベンジャーズ×ドリームシリーズ（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のロンギングファローに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月16日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で出水拓人騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオショロコマに1馬身1/4の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月21日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた34戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で出水拓人騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のシルフミラージュを3/4馬身振り切って1番人気に応えた。

6月5日、中1週で迎えた35戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で出水拓人騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた36戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた37戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は出水拓人騎手（5戦3勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた38戦目は、加茂飛翔騎手を鞍上に迎えて、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C1 12（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は出水拓人騎手（6戦3勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた40戦目は、うまかつジョッキーズカップ（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（7戦3勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた41戦目は、おいでやすこがのうまてなし賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で出水拓人騎手（8戦3勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。