ネーハイダンサー（1984年生、母ネーハイビユーテイ）

ネーハイダンサー（1984年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のダンサーズイメージ（当時19歳）と交配したネーハイビユーテイが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は佐々木恵一。戦績は、中央平地34戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

11月2日、デビュー戦は岩元市三騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は504kg。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩元市三騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のデイッパーブーンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月21日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのシクラメン賞（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩元市三騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

3歳（1987年）

1月18日、中3週で迎えた4戦目は、4歳400万下の若菜賞（京都芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩元市三騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイイチパーソを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

2月14日、中3週で迎えた5戦目は、4歳400万下の梅花賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で岩元市三騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた6戦目は、4歳400万下のヒヤシンス賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩元市三騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のミリオンキャスパーを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4月26日、中7週で迎えた7戦目は、3歳オープンの若草賞（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岩元市三騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5月23日、中3週で迎えた8戦目は、4歳900万下の菩提樹特別（阪神芝2200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で岩元市三騎手（7戦2勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた9戦目は、4歳900万下の白藤賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岩元市三騎手（8戦2勝）。17頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた10戦目は、4歳900万下のやまゆり賞（中京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で岩元市三騎手（9戦2勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

9月19日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の秋分特別（阪神芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で岩元市三騎手（10戦2勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の兵庫特別（阪神芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で岩元市三騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で岩元市三騎手（12戦2勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

11月8日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の天王山特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で岩元市三騎手（13戦2勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で岩元市三騎手（14戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダイカツケンホウに2馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

11月28日、連闘で迎えた16戦目は、柴田光陽騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

12月19日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1400万下のサンタクロースステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は岩元市三騎手（15戦3勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

4歳（1988年）

1月6日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上1400万下の万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩元市三騎手（16戦3勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月6日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩元市三騎手（17戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上1400万下の甲南ステークス（阪神芝2500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩元市三騎手（18戦3勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の京橋ステークス（阪神芝2500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岩元市三騎手（19戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上1400万下の難波ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩元市三騎手（20戦3勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上1400万下の烏丸特別（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岩元市三騎手（21戦3勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったミホノカザンをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

5月28日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の摩耶ステークス（阪神芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は柴田光陽騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の灘ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田光陽騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上1400万下のジュライステークス（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は岩元市三騎手（22戦3勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

10月1日、約3か月の休み明けで迎えた27戦目は、4歳以上900万下の瀬戸内海特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩元市三騎手（23戦3勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下の嵯峨野特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩元市三騎手（24戦3勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩元市三騎手（25戦3勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩元市三騎手（26戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のワコーリューオーに1馬身3/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

5歳（1989年）

3月18日、約4か月の休み明けで迎えた31戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の伊丹特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた32戦目は、5歳以上900万下の白鷺特別（阪神芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた33戦目は、5歳以上900万下の高瀬川特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で清水英次騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた34戦目は、5歳以上900万下（京都芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で清水英次騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。