クィーンアドバンス（2017年生、母イエスアイキャン）

クィーンアドバンス（2017年2月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「女王+冠名」。毛色は青毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時14歳）と交配したイエスアイキャンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は沖田牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沖田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって723.6万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、柳内正基によって1,674万円で落札された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

7月13日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

8月11日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

9月28日、中6週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2020年）

3月7日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のトリッチトラッチを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月9日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

8月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

4歳（2021年）

2月13日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

3月13日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず最後はグラディオロと並んで9着同着となった。

8月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月23日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

5歳（2022年）

1月23日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢一樹騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

6月11日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（7戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

9月10日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（8戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月1日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（9戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢一樹騎手（10戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

12月17日、中7週で迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

6歳（2023年）

3月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（11戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（12戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4月16日、中1週で迎えた26戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（13戦0勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

9月9日、約4か月の休養明けで迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（14戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

9月18日、連闘で迎えた29戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、勝ったスティルディマーレに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月30日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

12月2日、中8週で迎えた31戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（15戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

7歳（2024年）

1月13日、中5週で迎えた32戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

3月10日、中7週で迎えた33戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山和生騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。