コンゴウエンジェル（2000年生、母ジェニファーズルビー）

コンゴウエンジェル（2000年1月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋天使」。毛色は芦毛。種牡馬のSalt Lake（当時11歳）と交配したジェニファーズルビーが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は天羽禮治。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、地方19戦0勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、天羽禮治から「北海道11月市場サラブレッド1歳」に上場され、金岡久夫によって1,207.5万円で落札された。11歳のとき、藤川ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

田所清広厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

9月15日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

3歳（2003年）

6月21日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のチャーミングクリスを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月23日、中8週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

9月13日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/重）に49kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マンダリンドリームにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月28日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高井彰大騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

10月4日、連闘で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 雨/重）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（2004年）

6月20日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

7月10日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた9戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩崎祐己騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

5歳（2005年）

5月3日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた12戦目は、保利良平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1-1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

5月12日、連闘で馬体重を前走から14kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上B1-2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で保利良平騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ストロングタテヤマに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5月26日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上B1-2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で保利良平騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上B1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で保利良平騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた16戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1-2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブランカムネージュを捕まえ切れず、3馬身半差の2着となった。

7月12日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上A3-2（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は保利良平騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

7月21日、連闘で迎えた18戦目は、JA門別町馬舞米特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で保利良平騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

8月4日、中1週で迎えた19戦目は、やしろメジロ特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で保利良平騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上A3（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で保利良平騎手（7戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

10月4日、中6週で迎えた21戦目は、丹波焼陶器まつり特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で保利良平騎手（8戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミラクルアランに交わされて5馬身差の2着となった。

10月26日、中2週で迎えた22戦目は、川西源氏特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で保利良平騎手（9戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タガノウィザードに交わされて4馬身差の2着となった。

11月8日、中1週で迎えた23戦目は、朝来市よふど温泉特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で保利良平騎手（10戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた24戦目は、田能特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で保利良平騎手（11戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月21日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上A3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で保利良平騎手（12戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

6歳（2006年）

1月26日、中4週で迎えた26戦目は、4歳以上B1三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で保利良平騎手（13戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた27戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上B2二（姫路ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は保利良平騎手（14戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上B1二（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で保利良平騎手（15戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上B1二（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で保利良平騎手（16戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。