ムテキジンクオー（1989年生、母ジンクルボアイヤー）

経歴

デビュー前

新井仁厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

2月1日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は434kg。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエーピーカリスマに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月15日、中1週で迎えた2戦目は、4歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

4月12日、中4週で迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた6戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のダイイチロッキーに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手にした。

7月19日、中5週で迎えた8戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた9戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の博多特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

4歳（1993年）

5月23日、約10か月の休み明けで迎えた10戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に敗れた。

7月17日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、6着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

8月22日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

9月11日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた15戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

10月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月19日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は勢いを失って7着に終わった。

5歳（1994年）

1月5日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（4戦2勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（5戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた22戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月19日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大崎昭一騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

5月1日、中5週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた24戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（6戦2勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（7戦2勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

5月21日、連闘で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（8戦2勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

6月11日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

6月18日、連闘で迎えた28戦目は、5歳以上500万下（中京芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（10戦2勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。