ナンゴクノテイオー（1988年生、母シユウザンクイツク）

Nangokuno Teio

1988.03.06

ナンゴクノテイオー（1988年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニッポーキング（当時15歳）と交配したシユウザンクイツクが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は宮崎県、生産者は仁田脇 彰。戦績は、中央平地9戦2勝。主な勝ち鞍は1991年のたんぽぽ賞(500万下)。

経歴

デビュー前

布施正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

1月12日、デビュー戦は小原義之騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は462kg。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

1月27日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るライフフラワーを異次元の末脚で3/4馬身差し切って未勝利戦を制した。

2月9日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下のたんぽぽ賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るブライトシャインを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

7月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上900万下の霧島賞（小倉芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた6戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

4歳（1992年）

1月25日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（3戦2勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた8戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

7月25日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。