タイセイビエント（2005年生、母チャイナブリーズ）

タイセイビエント（2005年5月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋風（西）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時13歳）と交配したチャイナブリーズが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方7戦0勝。

経歴

デビュー前

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

11月24日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

3歳（2008年）

1月12日、中4週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/重）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月29日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

7月19日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたパカパカグランプリ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

7月26日、連闘で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、6着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた7戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は減速してしまい18着に敗れた。

10月21日、中7週で迎えた8戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2四アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

4歳（2009年）

1月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2七八（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

3月30日、中4週で迎えた13戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。