プラチナエンジェル（2009年生、母グリーンプラネット）

プラチナエンジェル（2009年5月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「プラチナの天使」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時17歳）と交配したグリーンプラネットが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）隆栄牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方12戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年のおゝ浜のポン酢特別(A2一)。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

4月15日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

7月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

8月18日、中4週で迎えた3戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて7着に沈んだ。

10月12日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、エイユーラピスに交わされて1馬身差の2着となった。

10月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミチノスパローに約10馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

12月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

12月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアドマイヤシャドウを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

12月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルジョイフルに7馬身の差をつけて1番人気に応えた。

4歳（2013年）

1月22日、中2週で迎えた10戦目は、宝塚特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマンテンパパに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月11日、中2週で迎えた11戦目は、神河町カーミン特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで崩れずに走り抜いたが、ニックバニヤンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月5日、中2週で迎えた12戦目は、JRAFカップ（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のクレイアートビュンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月20日、中1週で迎えた13戦目は、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で川原正一騎手（9戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアグネスイカロスに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月5日、中1週で迎えた14戦目は、楽天競馬で買いま賞（園田ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で川原正一騎手（10戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた15戦目は、DASHよかわ特別（園田ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で川原正一騎手（11戦6勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

6月29日、中9週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた16戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

10月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

11月30日、中7週で迎えた18戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

5歳（2014年）

2月8日、中9週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。