クラティアラ（2020年生、母クラフィンライデン）

クラティアラ（2020年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタイセイレジェンド（当時13歳）と交配したクラフィンライデンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は倉見牧場。2022年の北海道とともに、世界へ特別に勝利した他、2023年のハヤテスプリント(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

村上正和厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

5月18日、デビュー戦は黒沢愛斗騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリュウノボマークに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月15日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月28日、中1週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

10月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた4戦目は、2歳オープンの新ひだか町に移住しま賞（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンの北海道とともに、世界へ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で黒沢愛斗騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のノーサイドに1馬身の差をつけて2勝目を手にした。

11月10日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのシトリン特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で黒沢愛斗騎手（5戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月27日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの’22ジェムストーン賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

3歳（2023年）

2月15日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

3月16日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の弥生スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のグリーリーを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

5月2日、中6週で迎えた10戦目は、3歳S3の若潮スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

5月29日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、菅原涼太騎手を鞍上に迎えて、早苗月特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったポーチュラカに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月27日、中3週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた12戦目は、3歳地方重賞の優駿スプリント（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

7月23日、中3週で馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた13戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のハヤテスプリント（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたスタードラマー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

9月20日、中7週で迎えた14戦目は、室陽一朗騎手を鞍上に迎えて、Jpn3のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた15戦目は、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

11月24日、中4週で迎えた16戦目は、神楽月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた17戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、カトレアスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた18戦目は、カウントダウン2024賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

4歳（2024年）

1月16日、中1週で迎えた19戦目は、ハートビートナイターウマ娘カップ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は篠谷葵騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、サトノムスタングに交わされて3馬身差の2着となった。

2月6日、中2週で迎えた20戦目は、春告鳥スプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた21戦目は、梅花賞（浦和ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で篠谷葵騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。