カーネリアン（2014年生、母レジェンドトレイル）

カーネリアン（2014年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「勇気を与え、夢を叶えるパワーストーンより」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時14歳）と交配したレジェンドトレイルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2018年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、林正道によって2,808万円で落札された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

10月15日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

11月12日、中3週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のプレシャスクインに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2017年）

1月5日、中7週で迎えた3戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

5月13日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

10月15日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて最後はハッピーサークルと並んで8着同着となった。

4歳（2018年）

1月27日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着を確保した。

2月10日、中1週で迎えた7戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

4月14日、中8週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた9戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアポロマーキュリーをクビ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

8月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

11月18日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた13戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

12月16日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2019年）

2月17日、中8週で迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月5日、中7週で迎えた17戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月15日、中5週で迎えた18戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

10月15日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

11月30日、中6週で迎えた20戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2020年）

1月18日、中6週で迎えた21戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 小雪/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。