トクシーカイザー（2020年生、母キングアンドクイン）

トクシーカイザー（2020年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+皇帝(独)」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時17歳）と交配したキングアンドクインが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前田ファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前田ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、AIレーシングによって880万円で落札された。

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

6月19日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたマイネルケレリウス決め手に屈してアタマ差の2着となった。

7月23日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したゴールデンハインドを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月26日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢一樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

3歳（2023年）

1月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢一樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

4月29日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったゴールドシーンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月27日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のネクストブレイクをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

11月12日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

12月10日、中3週で迎えた9戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

4歳（2024年）

6月16日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラスの大郷特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（5戦0勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

10月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（4戦1勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた14戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったホウキボシに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月7日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマクミランテソーロに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5歳（2025年）

2月2日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

2月23日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラスの大島特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。