ピンクノオウマサン（2013年生、母サワヤカブラン）

ピンクノオウマサン（2013年2月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ピンクのお馬さん」。毛色は芦毛。種牡馬のジャングルポケット（当時15歳）と交配したサワヤカブランが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）猿倉牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方20戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、猿倉牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、石川幸司によって216万円で落札された。

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

1月30日、デビュー戦は加藤祥太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1600m 曇/不良）に出走。馬体重は414kg。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた2戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月5日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

5月15日、中9週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は加藤祥太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

7月10日、中3週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/重）に出走。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、6着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

8月21日、中2週で迎えた8戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた9戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に敗れた。

9月29日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のテーオーピコタンをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月26日、中1週で迎えた12戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は杉浦健太騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4歳（2017年）

1月23日、中6週で迎えた15戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた16戦目は、瀬川将輝騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で瀬川将輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で瀬川将輝騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

5月17日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、すみれ特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

5月31日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、おけと人間ばん馬大会特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた21戦目は、優駿の里安平町うまかまつり特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた22戦目は、シャクヤク特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた23戦目は、いしかり浜サンドパーク特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず3着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた24戦目は、占冠村ふるさと祭り特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた25戦目は、「平取すずらん」特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた26戦目は、ほくほく祭りINまっかり特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で桑村真明騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた27戦目は、優駿の里「安平町チーズ」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑村真明騎手（7戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月19日、中1週で迎えた28戦目は、日高町水道協会特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた29戦目は、百日草特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（8戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったヒロノストロングに詰め切れず、4馬身差の2着となった。