ペイシャモノノフ（2020年生、母ペイシャオブワキア）

ペイシャモノノフ（2020年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のニシケンモノノフ（当時9歳）と交配したペイシャオブワキアが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は赤石牧場。主な勝ち鞍は2023年の能登金剛賞。

経歴

デビュー前

畑端省吾厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

1月21日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

3月5日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登金剛賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスマイルスライヴに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月23日、中2週で迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

5月27日、中4週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

7月9日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて13着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた9戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

10月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月4日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川端海翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフロンタルジェダイに7馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

12月2日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの犬山特別（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

4歳（2024年）

2月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切り、5着を確保した。

3月17日、中3週で迎えた14戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

5月5日、中6週で迎えた15戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のレッドベルアームに2馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

5月25日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの桃山ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

8月24日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの瀬戸ステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

9月16日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスのJRA70周年記念アニバーサリーステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

10月19日、中4週で迎えた19戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの神無月ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。