コウチミノブ（1986年生、母ウインローマ）

コウチミノブ（1986年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカネミノブ（当時12歳）と交配したウインローマが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は石川栄一。戦績は、中央平地17戦1勝2着2回、中央障害7戦2勝2着1回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

富田六郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

8月21日、デビュー戦は菅野昭夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

3歳（1989年）

1月16日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菅野昭夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

3月4日、中6週で迎えた3戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月19日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた5戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったハマワカナにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

4月22日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた8戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた9戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は菅野昭夫騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったロジカルパンプキンに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

9月10日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

10月1日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメイショウハマカゼに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月29日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（3戦0勝）。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい6着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた15戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菅野昭夫騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅野昭夫騎手（4戦0勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

4歳（1990年）

2月17日、中8週で迎えた18戦目は、三浦春美騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったコクサイブライトから3馬身半差の2着となった。

3月10日、中2週で迎えた19戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で三浦春美騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のタカネオーカンに3馬身半の差をつけて制した。

4月22日、中5週で迎えた20戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で三浦春美騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月13日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で三浦春美騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月10日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた22戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月7日、中3週で迎えた23戦目は、障害4歳以上400万下（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧之瀬幸夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のハシノサンダーに1馬身3/4の差をつけて3勝目をマークした。

7月21日、中1週で迎えた24戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、新潟障害ステークス（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

5歳（1991年）

1月10日、約6か月の休み明けで迎えた25戦目は、山田博美騎手を鞍上に迎えて、福寿草特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月27日、中6週で迎えた26戦目は、今平弥騎手を鞍上に迎えて、一般A1 A2（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた27戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、春光特別（宇都宮ダート1900m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた28戦目は、春蘭特別（宇都宮ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は今平弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた29戦目は、佐々木泉騎手を鞍上に迎えて、ライラック特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月9日、中6週で迎えた30戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた31戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。