コガネロマン（1988年生、母コガネキンリユウ）

コガネロマン（1988年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のエビムサシ（当時11歳）と交配したコガネキンリユウが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は宮城県、生産者は今野徳男。戦績は、中央平地22戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1990年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

7月1日、デビュー戦は津留千彰騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

7月7日、連闘で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

8月19日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったラークキッズに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月2日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったオショロに詰め切れず、8馬身差の2着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤暢康騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったパーフェクトワンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したホッカイビーナスにアタマ差届かず2着に惜敗した。

11月17日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヨネノヒリュウに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月16日、中3週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3歳（1991年）

1月13日、中3週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は伊藤暢康騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

2月3日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で伊藤暢康騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で伊藤暢康騎手（8戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で伊藤暢康騎手（9戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

9月7日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（函館ダート1700m 晴/不良）に出走。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず3着に終わった。

9月15日、連闘で迎えた16戦目は、重賞のタマツバキ記念（函館芝2000m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で沢昭典騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた17戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、常葉ステークス（福島芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月5日、連闘で迎えた18戦目は、保原ステークス（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

10月27日、中2週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた19戦目は、本間忍騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（福島芝1700m 雨/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

11月2日、連闘で迎えた20戦目は、アラ系4歳以上オープン（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本間忍騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず3着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた21戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（10戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた22戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（11戦1勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。