ドゥラエレーデ（2020年生、母マルケッサ）

ドゥラエレーデ（2020年1月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名より+最高の後継者(伊)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時8歳）と交配したマルケッサが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2022年のホープフルステークス(G1)に勝利した他、2023年のチャンピオンズカップ(G1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、Charles-de-Gaulleによって1億1,000万円で落札された。

池添学厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

6月26日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は510kg。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月6日、中5週で迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ドゥーラに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月20日、中1週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシゲルカミカゼを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

11月19日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

12月28日、中5週で迎えた5戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトップナイフをハナ差だけ差し切って2歳中距離王の座を手にした。

3歳（2023年）

5月28日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月25日、中3週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 曇/良）に出走。17頭立ての7番人気で大外17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。

9月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

12月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg絞って迎えた9戦目は、G1のチャンピオンズカップ（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上はB.ムルザバエフ騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

12月29日、中3週で迎えた10戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でB.ムルザバエフ騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4歳（2024年）

2月18日、中6週で迎えた11戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続でB.ムルザバエフ騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

8月4日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたペイシャエス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月18日、中1週で迎えた13戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

11月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、G3のみやこステークス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。