フジクロカミ（2000年生、母フォーラム）

フジクロカミ（2000年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋黒髪」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時14歳）と交配したフォーラムが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は合名会社社台牧場。戦績は、中央平地8戦1勝。2002年のさざんかステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、社台牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、ジャパンホーストレードによって2,635.5万円で落札された。15歳のとき、静内酒井牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

6月15日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のベストアルバムに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月14日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのさざんかステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

3歳（2003年）

7月26日、約7か月半の休み明けで迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

4歳（2004年）

3月13日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

7月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から36kg戻して迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

8月28日、中4週で迎えた8戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。