クロイゼリンチャン（2010年生、母プレアデス）

クロイゼリンチャン（2010年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「父名より＋人名愛称」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時9歳）と交配したプレアデスが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は北田剛。戦績は、中央平地24戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北田剛から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

11月4日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着を確保した。

12月1日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

3歳（2013年）

2月17日、中8週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月10日、中2週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったヒカルハノハノにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

4月27日、中6週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコウヨウルビーに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

8月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、3着に入った。

9月7日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

10月26日、中6週で迎えた11戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

4歳（2014年）

1月26日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の西尾特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

3月16日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

5月25日、中9週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、カフェブリリアントに交わされて1馬身差の2着となった。

6月14日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のチョコレートバインに1馬身1/4の差をつけて制した。

8月24日、中9週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

12月6日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

5歳（2015年）

1月24日、中3週で迎えた19戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の花見小路特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

5月23日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上1000万下のオーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた21戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた22戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の小豆島特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

7月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の有松特別（中京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

8月30日、中6週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（4戦0勝）。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性のガッツでゴールまでタレずに走り切り、6着を確保した。