サツキユニヴァース（2014年生、母ブリズデロートンヌ）

サツキユニヴァース（2014年2月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時14歳）と交配したブリズデロートンヌが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中裕之。戦績は、中央平地18戦1勝。主な勝ち鞍は2016年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田中裕之から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、小野博郷によって291.6万円で落札された。

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

6月11日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/重）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

9月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のイージスピューマに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月17日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、2歳500万下の樅の木賞（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

3歳（2017年）

1月22日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

3月19日、中7週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた9戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

11月19日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の土湯温泉特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川島信二騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

4歳（2018年）

1月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は川島信二騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

3月24日、中9週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（8戦1勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（9戦1勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

5月6日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（10戦1勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の城崎特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（11戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

10月21日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

12月16日、中7週で迎えた19戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

5歳（2019年）

2月11日、中7週で迎えた20戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（12戦1勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

5月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた23戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したマテリアルワールドにクビ差届かず2着となった。

6月23日、連闘で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

10月5日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林凌大騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた26戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

11月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小林凌大騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた28戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

6歳（2020年）

4月26日、約5か月の休養明けで迎えた29戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

2020年4月29日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6月18日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、黄梅特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた31戦目は、仲夏特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したウィッシュノートに3/4馬身届かず2着となった。

7月30日、中2週で迎えた32戦目は、猛暑特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた33戦目は、チャオ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

10月8日、中6週で迎えた34戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したメジャーロールを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

10月28日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた36戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は杉浦健太騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた37戦目は、近江しゃも特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた38戦目は、なにわの畜産ひろば特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

7歳（2021年）

1月19日、中2週で迎えた39戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（7戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた40戦目は、4歳以上B2一（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（8戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

2021年2月11日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。